Serenita

感情の消化。

西日本18きっぷ女一人旅 〜神戸・姫路編〜

 

 

兵庫・神戸

 

友達に会った神戸は一人旅ではないので、サクサクと書きます〜

 

と書き始めましたが結局長々と書きました。

 

神戸は今年の1月に1人で来て以来。友達から神戸愛を聞かされ続けていたので、西日本に来たら行かずにはいられない。その友達は大学卒業後、神戸に住むことになった。「住むことになった」というよりは住むことを「決めた」。だから今回は彼女のお家に泊めさせてもらい、次の日に神戸観光をする予定だった。

 

しかしタイミングよくやって来た台風。怖がりなので、正直1人で旅をしているときより彼女と一緒の日でよかった。

 

お互い朝活が好きで、大学時代吉祥寺あたりのカフェに朝食を食べによく行った。だから久しぶりにこの日は神戸で朝活。

めちゃくちゃ美味しかった…!!

神戸の街は勾配が大きく、路面電車も走っていたらリスボンのような雰囲気だと勝手に思った。そういえば、私の地元は永遠に田んぼが広がっている越後平野のど真ん中で、山じゃない坂道とは程遠い人生。坂道の街なんて安定しなさそうだし窮屈だし生活は不便だし。でも考えてみると、リスボンに渋谷に神戸、「坂道の都会」は意外とよくある。彼女が私の地元にいつか遊びに来てくれたら海は見えないけど、空がすっごく広い、地面に寝転んだら、360度ほぼほぼ空、みたいな景色を見せてあげたい(❤︎)。

 

意外と台風の被害もなく、神戸市内を歩いて観光できる程度ではあったが、行きたかったロープウェイは動いてなかった。でもロープウェイ乗り場までの道のりで見た景色も十分綺麗だった。…香港!に似ていた…とても。香港には何回も行ったことがあるから間違いない。

香港…あれ、改めて写真で見ると違う気もする(笑)

坂を下り、廃校の小学校にある工房でキャンドル作りをした。雨が止んだ後に神戸港にも行った。夜ごはんにお約束のフォーを食べ、三ノ宮の駅でお別れをした。あっという間だった。色んな話を聞いてもらった。

めちゃくちゃおしゃれなキャンドル。時間かけて作ったから、というよりそこそこの値段したから、絶対気をつけて持って帰ると誓った。

 

絶賛人生に悩み中の私。その話を聞いて友達は励ますでもなく、寄り添うでもなく、率直に意見をビシバシ飛ばしてくる。そんな彼女が好きだった。

 

どれだけ仲が良くても、いつかはたまにしか会えなくなる関係になる。だからこそ今近くにいる人を心から大切にしたいと思ったし、それと同じように今目の前にあること1つ1つにまっすぐに向き合っていけば、きっとその先の何かが見えてくるのかなあって思ったり。

 

三ノ宮の改札を通り、エスカレーターに乗る前にもう一度振り返ると、彼女はちゃんと手を振っててくれた。

 

ちょっとだけ寂しいけど、また来よう。まだまだ神戸の良さ、感じきれてないから。

 

どこでも良いけど、自分の出身地とは別に住みたいと思えるほど好きになった街があるって素敵だ。「この街に恋したッ!」って思える場所、私も見つけたいなあ。

恒例のフォー。私は後味のスパイスが苦手。

ホームに上がると来たときと同じ、帰宅ラッシュに巻き込まれる。ホームドア代わりの(変な)ロープを見て、「この話、彼女にするの忘れちゃった」と思った。わざわざLINEすることじゃないけど、次会う時にはこんなどうでも良いこと確実に忘れている。くだらないことを共有できる人がいないと思った時、一人旅の孤独さを思い出した。

 

神戸から山陽本線で姫路まで戻る。電車の中から見た夕焼けが綺麗で、窓際に立ってたら写真撮りたかったなあ〜と思っていたら、彼女からLINEが来た。「空めっちゃ綺麗だよ!」って写真付きのLINE。よく「離れてても同じ空の下」って言うけれど、色も雲の感じも全く同じ空の下にいれるのは、せいぜい半径何キロの人なんだろう。少なくともこの日は彼女と同じ空の下にいた。

 

兵庫・姫路

姫路に着く頃にはすっかり日も落ちていた。「しめじ」と同じイントネーションの、慣れない「ひめじ」を聞きながらホームに降り立つ。友達に、「姫路なんてなんで行くん?お城以外なんもないやん!」と言われていたのだが、そのお城に行きたいから行くんです(笑)

 

駅を出るとびっくり。…というか、その友達が「なんもない」なんて言うからかなりの田舎を想像していたのに、駅は大きくて綺麗だし、駅前にも大きい商業施設が。駅の再開発が終わったのは2015年頃らしい。彼女が来たのは再開発前だったのかなあ。

 

駅を出るとまっすぐの大きな道路。その先にライトアップされた姫路城が見える。すごい…。そこを行き交う帰宅途中の高校生、会社員。お城が日常生活の一部ってよく分からないけど多分すごい…。小学校の遠足も、中学校の校外学習も、行き先は姫路城一択だったりして。そうだとしたら「#お城がある生活」も大変そう…。人生は1度しかないから、私はどれだけ頑張ってもお城の町に生まれた人の人生を経験してみることはできない…。だから勝手に想像するしかないのだ…

…!!

そんなことよりもこの、駅を出たらまっすぐの大きい道路、その先にお城って構図がどこかと似ている…。

 

あ、岡山だ。

 

城下町時代の街の作りをそのままに開発して来たのか、駅前の建物も駅の見た目も全く違うけど、大きな道路がまっすぐお城まで続く感じが、私にはすごくそっくりに見えた。そして岡山と姫路は電車で1時間半の距離にある。なんとも言えない発見。でも書いておきたかった発見。

 

この日はカプセルホテルに泊まった。安いホテルに泊まるよりももっぱらカプセルホテル派になりつつある今日この頃。値段も清潔感もおしゃれな感じも全部良い。

 

先にお風呂系を済ませてからコインランドリーで洗濯をセットし、ラウンジで予定を練り練り&遣ったお金の計算。ラウンジは階が違うので、階段で降りてルームキーをかざしてドアを開ける。なぜか女性が1人もいなくて、しかも入った瞬間すでにいた40代〜のおじさんたちに一瞥され、「もしやラウンジも男女別だった…?」と心配になったので一度出て表示を確認してもう一度入り直す不思議な行動をした(苦笑)。

 

そういう時、ちょっと女子1人旅は不安になる。周りからどんな目で見られているか。どんな人だと思われているか。20代女子が1人で旅してたら変かなって…。そんな時こそ堂々としてやるんだけど、頭の中は不安でいっぱい。

 

今回泊まったカプセルホテルのラウンジはドリンク飲み放題でカフェみたいな雰囲気だった。グループで座れる場所もあり、カプセルホテルは大人数に向かないイメージがあるけどこれなら何人で来ても楽しめそう。大抵のカプセルホテルはカプセル内での飲食が禁止なので、ラウンジがないカプセルホテルはちょっと大変…。このホテルはラウンジに加えて、カプセル内に鍵のかかる小さな収納もあり、おまけにおしゃれなライト付きのメイク室もありすごく良かった。(それでいて2250円って…!)

 

次の日の予定を練って、銀行の通帳アプリを開いたら貯金が底を尽きそうだったので、あぁ帰らないとって現実を見た(汗)23時ごろカプセル帰還。洗濯も完了させ、次の日ギリギリのプランをこなす準備万端。

 

この次の日はこの旅イチ、密の予定だったので次の記事に書きます…。毎回長々書いてしまって(汗汗)

 

この旅で遣ったお金

三ノ宮駅ロッカー代 600円

朝食カフェ 1375円

お水、ヨーグルト 248円

キャンドル制作費 3300円

白桃ソフト 330円

夜ごはんのフォー 900円

コインランドリー 600円

 

三ノ宮→姫路 990円

+友達のお家から三ノ宮駅までの交通費

カプセルホテル 2250円

 

=約11,000円也

 

ひぃ💸