Serenita

感情の消化。

【医療英語】英語好きな看護学生がぽい記事書いてみた 〜バイタルサイン編〜

外大卒で今は日本一ぎりぎりの看護学生(色んな意味で笑)をしている私が、私らしい記事を書いてみた。ずっと医療英語を勉強したいと思っていたので、せっかくだからこうして記録していく。

 

海外で病院にお世話になるとき、そこまでいかなくとも現地の友達や自分を気にかけてくれる人に具合が悪いことを伝えたいとき、医療系の単語は必須。なのに意外と学校では教えてくれない…!「How are you?」と聞かれて「I'm fine, thank you. And you?」以外の返し方は習っても「headache」くらいだ。でも私は留学生活や海外旅行、外国人と付き合った経験から、自分の体調を他言語でも伝えられることって本当に本当に大切だなって思う。

 

英単語をずらずら書いたらブログでもなんでもない、ただの単語集なので、この記事は私の今までの経験の中で「この単語知ってたかったなあ」という後悔小話(?)などをところどころに書きながら。英語が好きな人も勉強中の人も、医療関係の勉強している人もそうでない人も、英語アレルギーがあっても、参考になったら嬉しいです。

 

今回は【バイタルサイン編】!!

 

看護学生というか医療関係者おなじみのバイタルサインズ。基本中の基本として習うものは、体温、脈、呼吸、血圧。脈と呼吸は日常生活の中で一般的に使わないと思いますが、いつ何が必要になるかは分からないので、参考までに載せました〜。

 

 

体温

体温 Body temperature

 

これは初級レベルの単語かもしれないが、私が知ってたかったのはこの単語ではない。

 

【体温小話①】

前から読んでくれてる方は知っていると思いますが、わたくし2020年3月にイベリア半島を周遊していました。しかしCOVID19の蔓延によりスペインが国家非常事態宣言をし、街がロックダウン。何度も飛行機が欠航となり帰国できず、体調があまり良くないということで体温計を買いに行った。ところが行った薬局が窓口対応で直接話をしないといけない事件。「体温計」を英語でもスペイン語でも何と言うか分からず、「知ってたらなあ…」と、。

 

測る関連

 

体温計 a thermometer

 

聞けば確かに納得。ちなみに知らなくても「La cosa para medir tu temperatura del cuerpo (体温を測るやつ…) 」と言ったら秒で通じて乗り切れた(笑)

 

体温を測る take one's temperature

「測る」は「take」を使う。

 

【体温小話②】

日本では体温計を1家族1個持っているのが当たり前ですが、そうではない国もある。私がパナマデング熱で高熱にうなされた時、熱を測りたいのに体温計がなくて、ママさん(ホストママ)はおでこに手を当てて「熱あるわ」。以上。結局何度くらい発熱したのか不明だが、あれほど発熱したことは後にも先にもこの時しかない。

 

アメリカ人曰く、アメリカでは1家族1つ持ってるのが普通だそう。(※Covid19でもしかしたらパナマの状況も変わったかもしれない。)

 

測る部位

(体温小話①の続き)

購入した体温計をホテルに戻って使ってみると34度台の異常値しか表示されず、苦労して手に入れたのに不良品説。何度も測り直し、ようやくスペイン語で書かれたくしゃくしゃの説明書を開く気になった。

 

そしたらまさかの口で測るパターン…。

 

今でこそ自信を持って言うが、欧米では口での体温測定が一般的。

 

口で測るので「oral temperature」と言う。「腋窩(脇の下)」は「armpit」。英語も日本語と同じく、一般的な言葉と医療用語では言い方が異なり、一般的には「armpit(脇の下)」、医療英語では「axillary (腋窩)」と言う。

 

アメリカ人に「Axillaryなんて聞いたこと1回もない」と言われた。私も看護学生になるまで「腋窩」は聞いたことがなかったので同じような感覚かな〜。

 

英語で検索するとどのサイトにも「Armpit temperatures are less accurate. (腋窩での測定は(他と比べたら)正確ではありません)」と書いてある…(苦笑)

 

それとアメリカでは華氏を使うのでアメリカで体温計を買ったら数値に注意…あの摂氏⇆華氏の計算式、(ぴゅあぴゅあな)文系人間は一生慣れないので割愛です…。

 

とりあえず海外に行くときは体温計を持って行った方が良い。

 

脈拍

脈拍 pulse

 

たまに聞きます、

 

不整脈 irregular pulse

医学的には「arrhythmia」

絶対読めない気がしましたが「アリthミア」でした。

 

呼吸

呼吸 respiration

 

これもよく聞きます、

 

看護学生だと肺音の聴診の時に「吸って〜、吐いて〜」と言ったり、普通の人も日常生活の中で言うことがなくもない(?)あのフレーズ、

 

英語だと「breath in, breath out」 となる。

 

日本語みたいに「吐く」と「吸う」、それぞれの動詞がないのがおもしろい。

 

血圧

血圧 blood pressure 

 

これはよく聞く単語なので、以下に関連用語沢山集めてみた。

 

血圧関連

収縮期血圧 systolic blood pressure(SBP)

最高血圧 maximum blood pressure

 

拡張期血圧 diastolic blood pressure(DBP)

最低血圧 minimum blood pressure

 

【血圧小話】

…日本では普通の人でも「最高血圧」、「最低血圧」と言えば何となく通じる。しかしアメリカ人は血圧が2つの数値で表されること以外知らないらしい。「maximum/minimum ってなに?普通の人は血圧について何も知らないから bro! 」と言われました…。

 

続いて血圧関連の病態。

 

高血圧は一般的に「high blood pressure」と言う。医療用語では「hypertension」。 

低血圧は「low blood pressure」で医療用語では「hypotension」。

 

「hypertension」と「hypotension」て…そっくり。「hyper」が「上の」、「hypo」が「下の」という意味の接頭辞です。「hyper」はまだしも、「hypo」って聞き慣れない(のは私だけかしら)。「typo(=誤植)」みたい…(笑)

 

「hypo」は医学用語では「低血糖 hypoglycemia」、「皮下注射 hypodermic」など頻出らしい。

 

それから日本ではよく血圧の値を「115の75」と数字だけを並べて言うけど、おもしろいことに英語でも同じような言い方をするらしく、「over」を用いて「115 over 75」と言うらしい!

 

「血圧を測る」の「測る」は「take」または「measure」を使う。

 

単位

血圧の単位「mmHg」は「millimeters of mercury」。

 

医療知識がない人も読んでいると思うので、一応書くと、「mmHg」は日本語では「ミリメートル水銀柱」と読む。…最後の「水銀柱」の違和感すごくないですか?(笑)昭和感(笑)(すみません。私の個人的な感覚。)

 

それに対し「ミリメートルマーキュリー」。なんか月に帰れそう…絶対妖精飛んでる。…(笑)

 

 

以上バイタルサイン関連の英単語でした。時間がある時に(時間なんて全くないけど、勉強したくない時に)このシリーズ少しずつ書いて、日本にいながら医療英語をマスターしたい☆