私は本当に最近の最近まで興味のある、将来働きたい科?分野?がなくて、「どこで働きたいん?」と聞かれても「んー。分からないんだよね」としか答えられなかったのだけど、実習で偶然行った血液内科が結構おもしろくて、私の興味をようやく広げてくれている気がする。ということで今回は血液関連の単語を並べようかなあと。
※ちょっと本格的に書きすぎて医療者じゃないと使わない単語も多いかもしれないが、単語力上げるためによかったら❤︎
生理学的・解剖学的単語
血液学 Hematology
「Hem」や「Hemo」は血液を表す語幹らしい。「血液学」なんて日本語ですら一生使わなそうな単語なのだけど、病院の案内板とかで「血液内科」と書いてあるのが英語だと「Hematology」。
ちなみに英語では病院の「耳鼻科」や「脳外科」など「〜科」に値する単語はネイティブでも発音できないレベルに難しい単語らしい。
動脈 artery
バイタルサインを測る橈骨動脈は「Radial artery」。
静脈 vein
医療者は静脈の点滴ラインを「Vライン」と呼ぶのだけど、その「V」は「Vein」の「V」…。という真面目な話より、去年あたりにTikTokとかインスタのリールでちょっとしたブームだった曲の冒頭に出てくる件。
Candy, she's sweet like candy in my veins.
直訳すると「彼女は私の静脈内のキャンディーのように甘いの〜」ということなのだけど、まあ多分ここで言うキャンディーはドラッグのこと(ドラッグは静脈内に注入するから)(笑)
「静脈」って単語を歌詞に入れるってすごい(笑)「彼女はドラッグみたいに中毒性があるの〜」って言いたいのだと思う。
2015年にリリースされているけど80〜90年代ぽいレトロ感がすごく好き<3
赤血球 erythrocyte
「a red blood cell」とも呼ばれていて、覚えやすいのは断然こっち。血液検査の項目も「RBC」だし。ただ解剖学的には「erythrocytes」を使うのでこの言い方も覚えた方が良いと思われる。。
白血球 leukocyte
「a white blood cell」とも呼ばれる。血液検査の「WBC」。感染兆候で確認するので看護学生的にはたぶん身近。
血小板 a blood platelet/ a thrombocyte
血小板は出血を止める役。
血漿 blood plasma
血漿とは血液の液体成分。=血液−(赤血球+白血球+血小板)で血液中の55%を占める。
骨髄 the bone marrow
「marrow」には「核心」という意味があり、医療と関係ない日常生活でも使われる。「骨髄」とは骨の中心のことなのだけど、そんなことよりも個人的には栗感がすごい(笑)骨髄で血液細胞が作られます。
造血幹細胞 hematopoietic stem cell
「hemato」は「血液の」という意味で良いとして、後半の「poietic」って何だろう、と思ったら「創造的な」、「形成の」という意味がある形容詞だった。「stem cell」とは「幹細胞」を意味している。
ヘモグロビン hemoglobin
そのままなので何も言えない(笑)が、発音は「ヒ-モグロ-ビン」となりアクセントは「ヒ」におく。
エリスロポエチン erythropoietin
エリスロポエチンって、響きがサンリオにいそうな感じで可愛い❤︎って前から推しだったけど、英語では「エリthロポイ-ティン」って感じで全然可愛くない。
血液関連疾患
貧血 anemia
日本語と同様に英語でも「貧血」はよく使われるので、医療関係者でなくても覚えていると便利。自分は使うことがなくても友達がそうだったり…。意外と貧血の女子は海外にも多い。
日本語では「貧血気味で…」と言うけど、英語では形容詞にして「 I'm anemic. 」と言う。
白血病 leukemia
ガンの次くらいに映画とかドラマで出てくる単語だと思うので覚えておくと理解度が増す。読みにくいけれど、発音は「ル-キミア」が近い。
白血病は大きく分けると
「急性(Acute)」と「慢性(Chronic)」、
がん化した細胞の違いで
「骨髄性(Myeloid/Myelogenous)」と「リンパ性(Lymphoblastic/Lymphocytic)」
に分かれるので、単純に組み合わせて4つのタイプが存在することになる。
- 急性骨髄性白血病 Acute Myeloid Leukemia(AML)
- 慢性骨髄性白血病 Chronic Myelogenous Leukemia(CML)
- 急性リンパ性白血病 Actute Lymphoblastic Leukemia(ALL)
- 慢性リンパ性白血病 Chronic Lymphocytic Leukemia(CLL)
ついこの前映画を見ていたら、原作は「Leukemia」と言っているのに日本語の字幕は「大病」と出ていてちょっと気になった…(笑)
骨肉腫 osteosarcoma
「白血病」を覚えたら次に覚えたい単語。『きっと、星のせいじゃない。』で男の子の主人公ガスが患っているのだけど、昔字幕なしで見たので、ガスは一体何の病気なんだろうと最後まで不明のまま終わった記憶ある(笑)あの映画私は大好きだし、医療英語の勉強になるのでいつか単語のまとめを書きたいと思っている…。
…てか読み返しながらこれ血液疾患?となっているがまあ良いや(苦笑)骨肉腫は骨のがんです。
骨髄異形成症候群 Myelodysplastic Syndromes(MDS)
MDSは白血病の前段階とも言われ、正常な造血細胞が作られにくくなる病気。さっきから「骨髄性」を「Myeloid/Myelogenous」って訳しているけど「Marrow」からだいぶ変形したな…。まあだから「Myelodysplastic」の前半部分は良いとして、後半は何かと思えば「再生不良の/形成不良の」という意味の形容詞、「aplastic」からきているらしい。
再生不良性貧血 aplastic anemia
1つ前のところで書いた通りなので覚えやすい。再生不良性貧血は正常な血球を作ることができなくなる病気。
鉄過剰症 hyperferremia
以前にも書いたけど「hyper」は超えていることを表していて、鉄の化学記号は「Fe」だから「ferremia」となるのも分かる気がする。簡単に言うなら「iron overload」。輸血を続けたりすることで生じる病気。
血友病 hemophilia
血友病は凝固因子が不足することで血が固まりにくくなる病気。第8因子(factor Ⅷ)が低下するのが血友病A(hemophilia A)、第9因子(factor Ⅸ)が低下するのが血友病B(hemophilia B)である。
静脈血栓 venous thrombosis
血栓のことを英語で「blood clot」や「thrombus」と呼ぶ。深部静脈血栓症を「DVT」と呼ぶけれど、あれは「deep venous thrombosis」の略だと思うと分かりやすい…!血栓が詰まって「塞栓(症)」となると「embolism」。よって肺塞栓症は「Lung Embolism/Pulmonary Embolism」となる。
その他 血液関連単語
鉄 iron
うんうん。異論なし。(笑)
輸血 blood transfusion
「輸血する」は日本語では「する」を使って動詞にしているけど、英語では「give a blood transfusion」となる。
献血 to donate blood
動詞で使われることの方が多いためこれで覚えておくと良い。
採血 drawing blood/take blood samples
これも動詞で使うことの方が多いのでこれで覚えておくと良い。
血液型 blood type
あまり海外では話題にしないと聞くけど、恋人同士だったり大切な間柄だと血液型を知りたがる気がする。それぞれ言い方は「Type A,B,O,AB」。 全然関係ないけど国によってメジャーな血液型が違うのも面白い。
ということで個人的には大満足なくらい書けたので終わりにしよう(笑)
Thank you for reading <3