Serenita

感情の消化。

【世界一周】#2大好きな人たちに会いに行く旅 〜ユーロスター&ブリュッセル〜

今回の記事の大枠(大文字部分)

羽田→シンガポールロンドン→ブリュッセルアムステルダムブリュッセル→ロンドン→バルセロナマドリードパナマ→アルバ→キュラソー→アルバ→パナマ→ヒューストン→ダラス・フォートワース→ロサンゼルス→成田

 

ホステルの朝

朝5時からガタガタと音を立てて出て行く人がいたり、目覚ましが鳴り響いたり。時差ぼけで疲れも取れていない私の髪は濡れたまま。ホステルは窮屈なので私もさっさと身支度をしてチェックアウトした。

 

外は霧がかかっていて真っ白。寒い中地下鉄の駅まで歩き、そこからキングス・クロス駅を目指す。ロンドンのメトロは意外と小さく、静か。(銀座線より小さい感じ。)通勤ラッシュの時間帯で結構混んでいた。椅子に座るおじさんがコーヒーを片手に新聞を広げていただけなのに、なぜか映え映えの光景でイギリスを感じた。乗り換えの駅で電車を待っていると、観光客らしき女性に「この電車は〇〇に行きますか?」と聞かれた。んー。どう見ても私旅人なんだよなあ。(合っているかは分からないけどもちろん教えた。)

 

ちなみにロンドンのメトロやバスは、クレカのタッチ決済の機能で乗ることができる。

 

キングス・クロス駅

駅で友達と待ち合わせ。キングス・クロス駅はハリーポッターのロケ地で有名で、9と3/4番線のプレートと共に写真が撮れる。私はハリーポッター興味ないし、すでに10年前に写真は撮ったので今回は見ることもしなかった(笑)

ちなみにこちらが10年前くらいの写真(笑)

とりあえず寒いのでスタバに行きココアを獲得。注文が英語で久しぶりに英語圏に来たなあ、と実感。非英語圏ではお互い英語が第二言語なので誰も正解ではない。私は英語で普通に会話できるが、ここではどれだけ頑張っても私が言語的に優位に立つことはない。且つ久しぶりの英語圏で英語力のなさを痛感する旅にもなった。

 

スタバは激混みで、この店舗の人たち通常店舗の2倍時給もらってて良いよ、ってくらい。ドリンクを獲得してすぐにユーロスターの荷物検査と出国審査に並ぶ。ドリンクまでX線を通さなければいけなくて、マイベスフレは確か機械で中身をこぼすという事件を起こしていた。

 

出国審査後のエリアはすでに人で溢れていて椅子なんて1つも空いていない。私たちは朝ごはんをカフェで買い、電車を待った。ユーロスタードーバー海峡のトンネルを通り、欧州大陸の都市と繋がっている。私たちはこの日ベルギーのブリュッセルまで行く。他にもパリやアムステルダムなどと結ばれており、パリのディズニーランドに行くのか、ミッキーの耳をもう付けているのに背負っているリュックはサンリオという強者もいたし、日本人も沢山見た。

激混み。ホームが表示されるまでここで待機させられる。英語とフランス語のアナウンス。

ユーロスター

私たちの電車は9時1分発だったが、なかなかホームが発表されないと思ったら15分の遅延。ストライキで運休になることも多いので遅延なんて全然良い。その後ホームが発表され、一斉にみんなホームへ上がり、チケットに書いてある車両を探す(全席指定)。15分の遅延と言っておきながら、遅延後の予定時刻より前に発車するというとても自由勝手な国。

車両のドアに書かれている。13号車が遠すぎて終わった。

ブリュッセルまでは途中フランスを通り抜け、約2時間で到着。

車内は充電もできて快適。私は安定に読書。

私たちは着いてすぐにメトロでホステルを目指した。新幹線の乗車券が東京23区内どこまででも乗れるのと同じように、ユーロスターのチケットでブリュッセルのメトロも乗れるはずなのだが、全く反応しない改札。むかついたので諦めた。(ブリュッセルもクレカのタッチ決済でメトロに乗ることができる。)

 

乗りたい線を発見し、改札を通ったところまではよかったのだが、まさかの乗る方向別に改札があるという非常に複雑で非効率な構造。私たちは逆方面へ行く改札を通ってしまい、一生乗りたい方面にたどり着かなかった。一度改札を出て正しいところに入り直す。(もうこの時点でへとへと。)

 

さらにブリュッセルの地下鉄はだいぶ年季が入っており、扉が閉まるたびに壊れそうな音がする。ドアの取っ手を強く内側に引くと扉が開く。1回乗り換えて泊まるホステルまで行き(そう、またホステル)、チェックインを済ませた。

 

4人部屋で1泊4500円。友達と同じ部屋にしてもらい、保管庫のような部屋に荷物を置いて街の散策に出た。私たちが泊まるホステルは中心部にあるので、全て歩いて行くことができる。

 

ブリュッセル観光

まずはグランプラスへ。ここは世界で最も美しい広場と言われている。私はスペインを中心に色々な国の広場へ行ったことがあるけど、確かに、これは1番かもしれない。世界遺産にもなっている(世界遺産検定で勉強した知識の記憶は全くないけど)。その一角に地味にゴディバ本店もある。

グランプラス。豪華すぎる…。これが日常の一部の人って…

ベルギーといえばワッフル、チョコ、そしてフライドポテトが有名で、街はこれらのお店で溢れている。ただ食べ歩きのお店が多く、寒すぎて外で何かを食べられる気がしない私たち。そこでワッフルもポテトも食べられるカフェに入った。美味しかった。(感想が小学生)

至る所にあるポテトの宣伝。ベルギーはフライドポテトの発祥地。

ワッフル屋さん。(見れば分かる。)

その後も歩いていると世界三大がっかりの1つ、小便小僧があった。ジュリアンくん。ちなみに他のがっかりはシンガポールマーライオンデンマークの人魚姫らしい。がっかりなのは人が多すぎて近づけないところだと思った。

ジュリアンくん❤︎(この日は裸だった。)

それからギャルリーサンチュベールという欧州最古のアーケードへ。私は人生で初めて歩いたアーケード型の商店街が吉祥寺のせいで、どこのアーケードを見ても「吉祥寺みたい」と言ってしまうくせがあり、ここでもまた言ってしまった。

無意識に「吉祥寺みたい」と言ってしまうの辞めたい。(だいぶ美化されている吉祥寺。)

ブリュッセルって、意外と小さくて見るところも少ない…(気がした、うん。)のでふらふら歩いているとサン・ミッシェル大聖堂に辿り着いた。休憩休憩。

突然鐘が鳴り響く。すごく良い天気だけどこの日の最低気温マイナス4度、最高7度。

その後スーパーを散策。ベルギーは周りの国との関わりが強いからか、フランスのものやドイツのものが現地と同じような値段で売っている。スーパーが入っていたモールのトイレに行くと、臭いがひどく、前を歩いていた女の子たちが「無理無理〜」的なことを言いながら(フランス語だったので想像)私を巻き込んで騒いでいた。そんなことよりもトイレに行きたい私は彼女たちに笑顔を見せつつクレカを機械にかざすが、やり方が間違っていて反応しない。彼女たちが手伝ってくれてようやくトイレに入ることができた。確か0.75€だったと思う。ベルギーガールズはとても親切だった。

ゼスプリのキウイって、ここでもあのキャラと共に売られているのね。

ホームセンターの木材的な売り方をされているフランスパンも全部、異国だ〜

ホステルに戻り部屋に行くとすでに他の2人がいたが、まだ18時だというのになぜか寝ていた。物音を立てられないので、ホステルのロビーに行きお菓子を食べておしゃべり。

 

さて。私は全く食欲がない。食べられないわけではないので、目の前に食べ物があれば食べるのだが、何かを食べたい、という気持ちにならない。ついでに寒気も。(私は日本人の中では暑がり。)ブリュッセルはかなり気温が低いけど、寒いと寒気は違う気がする。でも旅の疲れで風邪をひいたのだとこの時点では思っていた。

夜ごはんはこのよく分からない味のポテチ。この時自分の体調が悪いとは思ってなくて、勝手にマイベスフレもお腹空いてないと思ってポテチでいいじゃんって言ったけど、ごめん。絶対お腹空いてたよね。

まとめると、ブリュッセルは1日で十分楽しめる街かもしれない。私たちがほぼ何も調べずに行ったのもあるが。それとベルギーはオランダ語、フランス語、ドイツ語の3言語が話されている多言語国家。ほとんどのものが3言語表記のため、英語が入る余地がないことも多く、長いわりに何も分からない。そして何よりも駅。ブリュッセルオランダ語とフランス語の2言語圏のため、駅の表記が2つあるのだが、それを知らず「駅の数的にここなのに〜駅の名前が違う」という不思議な現象を起こしていた。(ベルギーについて調べてから行きましょう。)

 

この次の日はアムステルダムに行く。美味しいもので溢れているブリュッセルは甘党には最高の地。バレンタインが近い2月の上旬に行ったのに何もチョコレートを買わなかったのは今になってわりと後悔…。