Serenita

感情の消化。

【世界一周】#31 大好きな人たちに会いに行く旅 〜再びパナマ編〜

今回の記事の大枠(大文字部分)

羽田→シンガポール→ロンドン→ブリュッセルアムステルダムブリュッセル→ロンドン→バルセロナマドリードパナマ→アルバ→キュラソー→アルバ→パナマ→ヒューストン→ダラス・フォートワース→ロサンゼルス→成田

 

6月が終わりましたネ^ ^こうなるともはや焦りもありません。

 

さて、この日はパナマ最終日になります。長くなりすぎたので、中途半端なところで切られてます^ ^(アセアセ)

 

好きなパナマ料理②

※①をまだ読んでいない方は1つ前のブログに書いてあるので、そちらを読んでから…と思いましたが、別にどっちから読んでも問題ないですね。()

 

普通のダブルベッドで3人で寝ることは不可能に近く、疲れているのに私は全然眠れなかった。正直なところ、ジュリアーニ姉妹はいつ家に帰るのだろうという疑問すら湧いてきている。

 

昨日、私の好きなパナマ料理を、ジュリアーニが勝手にママさんに伝えたおかげで、私が起きるとママさんはすでにキッチンで白い生地をこねている最中だった。何を作っているのか尋ねると、「Harina(アリーナ)だよ」と言われる。

 

え!!!!!!

ヤターーーーー!!!!!!!

 

いつもは辛口なことしか書かない私ですが、このアリーナは本当に本当に大好きなので信じてください。

 

アリーナとは、小麦粉を水で練り、砂糖、水、バターを入れた生地を油で揚げたパナマの伝統的な朝ごはん。「Harina」はスペイン語で「小麦粉」を指し、この料理を「小麦粉」と同じ「アリーナ」と呼ぶのは私の住んでいる地域だけで、一般的には「Hojaldres(オハルドレス)」と呼ぶ。

 

これ単体で食べることもないわけではないが、「Salchichas Guisadas(サルチーチャス・ギサーダス)」というソーセージのトマト煮込みが隣についていることが多い。これも簡単で絶品。ソーセージと野菜(玉ねぎやピーマン)をトマトソースで煮込むだけ。

🍅🍅🍅

ママさんがサルチーチャの方を用意している間、私は次から次へとアリーナを揚げてゆく。揚げ物が朝ごはんに出てくることの多い中南米。揚げながらちょっとだけ罪悪感を感じた。そして暑い、熱い。この熱帯雨林気候の国の郷土料理は、なぜいつも暑さを増すものなのだろう。

アリーナとサルチーチャ。

久しぶりに食べたアリーナとサルチーチャスは美味しすぎて感動。アリーナはモサモサするので、サルチーチャスの汁につけて食べると、これがまたちょうど良い。甘いとしょっぱいの完璧な組み合わせで病みつきになる。私的、パナマで好きな料理ナンバー2(1位は緑のバナナを揚げたパタコネス。)ただ意外と重く感じたのは歳のせいなのか、疲労のせいなのか。しかもジュリアーニ姉妹はアリーナが好きではないらしい。気付いたら私の皿の上に食べきれないアリーナが2枚も乗っていた。(おい。)

 

ついでにママさんはこの日、お得意のシナモン大量ココアを鍋で作っていたのだが、ジュリアーニ姉妹は味がきつくて飲めないと言い、ほぼ水道に流していた。

 

あーそれな。

 

あのスパイスぷんぷんの味がパナマ人も苦手で安心してしまった。ママさんは基本的に自分の部屋で朝食を取るので、このアリーナからココアまでの一部始終を全く知らない。(安心)

 

www.recetaspanama.com

(↑サルチーチャのレシピ。自分用。)

 

パナマ人の時間感覚

この話題に関しては何度書いても飽きない。

 

この日私は留学時代の友人に会う約束をしていた。その子も同じコロン県に住んでいるが、ここではやることもないので、パナマシティの最近できたばかりのモールに12時に集合ということになった。5人乗りの車にママさんと私、ジュリアーニ姉妹、ママさんのいとこ2人の計6人で乗り、後部座席で潰されそうになりながら、1時間ほどで到着。

 

少し早く着いたので、ジュリアーニ姉妹と色々見て回った。パナマには昔FOREVER21がなかったのだが、このモールにはパナマ2号店が入っている。(今は逆に日本にないのか。)まあ、パナマのモールには基本的にアメリカのブランドが揃い、植民地だった関係かスペインのブランドも意外と多い。ただ私はこの後アメリカに行くため、わざわざパナマ価格でアメリカブランドを買う気はない。

 

一周し、ソファでくつろぐママさんとどうでも良いことを話しながら彼女を待つが、まあ来ない。待ち合わせ時間の12時にメッセージを送ると、今家を出たという返事が来た。さすが(笑)結局、彼女は1時間半遅れの13時半に笑顔でやって来た。焦るそぶりもない。こちらも大体予測していたのでただ笑う^ ^それがここでの「普通」なので、もう慣れてしまった。

待ち合わせ場所の「DASSAI」。ダサい?謎。

パナマでタピる!

日本ではパナマに関することを知る機会はほとんどないと思うし、東京に住んでいてもパナマ料理店を見たことがない。(人口が少なすぎてマイナーな国なのだと思う。)一方パナマ人は日本文化に触れる機会がたくさんある。

 

まず私と友人は、パナマで最近ブームというタピオカを飲みに行く。「Misawa Bakery」という日本人な名前のこちらのカフェは、パナマに4店舗を展開するチェーン店。…たぶん日本人は一切関わっていないと思われる。中国語っぽい字体で「高級な焙煎店」と書かれていたが、本物の「高級な焙煎店」はたぶんタピオカを売らない…。

謎の「Hokkaido」というメニュー。あと「Taro」ってタロ芋?!

友人が抹茶、私がアールグレイのタピオカを注文した。抹茶もアールグレイも意外と日本と同じ味で美味しかった。でもタピオカは独特だった…。正直アムステルダムで飲んだタピオカがタピオカじゃなさすぎて、あれよりは全然マシだったけど…

撮りたくなるやつ

ちなみに「ゴンチャ」発見!って思ったけどあのゴンチャじゃなくてテンション爆下。

パナマの「ゴンチャ」のメニュー…

パナマの寿司

続いてパナマ最大のモールであるアルブルックモールに移動し、そこで寿司を食べることにした。アルブルックモールは庶民向けのモールだが、えぐ巨大なので1日いても飽きない。

 

パナマには「寿司屋」がたくさんある。パナマシティのモールに行けば、フードコートの1つ2つは必ず寿司屋。寿司に限らずアルブルックモールにはたぶん5店鋪くらい、日本食屋が入っている。パナマの「寿司」はとても独特で、緑のバナナで巻いたロールだったり、揚げてあったり、アレンジがなんともパナマすぎるのだが、これがとても美味しい。パナマに行ったら「お寿司」を頼むことをオススメする。(前にパナマの寿司屋に関して、1つの記事にまとめて書いた気が。)

 

私たちは「SUSHI HANA」という店で「WAKANA」というメニューを注文した。寿司30ピースにLサイズくらいのコーラが3つ付いて20.50$パナマも物価高騰の影響で、決して安くないが、3人前だと思えばわりと安い…?

こちらがSUSHI HANA。とりあえず色んな意味で迷ってしまう。

できあがるまでに30分くらい待った。

ただこれがまあ、正直微妙だった。私はパナマの寿司が好きなのだが、たぶん以前食べたのは大手チェーンのもので、この「SUSHI HANA」という店は初めてだし、あまり見ない気がする。

これ。めかぶらしきものが謎すぎたし、カニカマ?のオンパレード。1番左が1番マシだった気がする。

MINISOとMUMUSO

気を取り直し、続いて海外お馴染みの「MINISO」へ行く。ロゴはユニクロ、名前はダイソーを文字った中国のブランドだが、日本企業を装っている雑貨屋。全世界で5000店舗以上あるらしいが、日本ではほとんど知られていない。ただ最近「MINISO」は、ブランドを拡大する中で反日の中国人から批判されるようになり、日系企業を装っていた過去の戦略を謝罪し、2023年3月までに「脱日本化」を完了させると発表していた。

 

変貌ぶりを楽しみに歩いたのに…このモールの中にMINISOは入っていなかった。(3年前はあった気がした…)

 

そこで「日本のお店もう一個あるよ」と言う友人に連れて行かれたのが「MUMUSO」。

 

…いやいやいや。

 

しかもこの最後の「O」の中に「KR」と書かれていて、誰が見ても韓国感…。「脱日本化」を発表する店がある一方で、韓国偽装のお店ができるという。

 

店内はもちろん日本語や韓国語が溢れるが、肝心なところは中国語なので、日本人や韓国人はこれが中国のものだとすぐに分かる…。東アジアは似ているようで、それぞれの国の「かわいい」って違う…。

「のんびり」。「ミルクティー」。

著作権とは。


とか言っておきながらここでヘアバンドを購入した私。本当にタイプなかわいいやつを発見してしまって…。3$くらいだったと思う。

 

とにかく、このような雑貨店や日本食レストラン、紹介はしていないがアニメグッズ屋さんなどが地球の裏側のパナマにもたくさんあり、それらを通してパナマ人は日本や東アジアの文化に触れている。以前は専ら日本のものばかりだったが、近年はKPOPや韓ドラの影響で、韓国が大好きなパナマ人も多い。

 

とはいえ、日本食レストランも雑貨屋も、「パクリ」か「エセ」なので、ユニクロ無印良品の本物が出店してくれたらとても嬉しい…。(切実)

 

…長くなりすぎたのでこの続きは次の記事にしました。次回も引き続きパナマ最終日です。