Serenita

感情の消化。

【世界一周】#18大好きな人たちに会いに行く旅 〜アルバ編〜

今回の記事の大枠(大文字部分)

羽田→シンガポール→ロンドン→ブリュッセルアムステルダムブリュッセル→ロンドン→バルセロナマドリードパナマアルバキュラソー→アルバ→パナマ→ヒューストン→ダラス・フォートワース→ロサンゼルス→成田

 

アルバ3日目

 

ディビディビ決算

朝食にたまごとパン、フルーツを軽く食べ、再び空港へ向かった。また空港?そう。また空港。昨日買ったディビディビのチケットが現金のみで払うしかなく、「明日(今日)の16時まで取り置いてあげるよ」と言われていた。何回空港に行ったら気が済むのだろう。

 

この日も朝からママさんたちはあっちにこっちに電話が忙しかった。でももう分かっているので私もゆっくりメイク。日焼け止めもたっぷり塗り、ママさんたちを待つ。

 

電話が終わるとスティーヴンを呼び出す。これから空港に連れて行ってくれないかと尋ねると、「I'll be there in 10 mins. (10分以内に行くぜ)」と返事が。そして驚くのは本当に10分で来たところ。昨日のタクシーの運転手も30分と言ったら本当に30分で来たが、アルバ人は時間に正確な人が多い印象。

 

空港までスティーヴンは17ドルで行ってくれる。アルバのタクシーはメーターではなく交渉制。タクシー代をどれだけ節約できるかはあなた次第。(初日のおばさんは25ドルだった。)

 

もう3日連続で通っているアルバの空港。ディビディビエアーのスタッフはまたまたオフィス前でスマホをいじっていた(ほんとに就職させて?)。必要な手続きを済ませ、空港の前にあるというバス停でバスを待つ。

 

砂漠の果てでバスを待つ

さて。是非この話をしたい。

 

アルバの空港の前にあると言われていたバス停。しかしこれがどう考えてもない。空港に戻り、スローライフ満喫中の(=ふらふら歩いていた)おじさんに、バス停はどこ?と尋ねると案内してくれた。「俺もちょうど反対側のバスに乗るところだゼ」と。

 

しかし案内されたのはただの道路。バス停の標識も何もない。でもそう、これがアルバのバス停。現地の人にしか分からないバス停。まあ確かに、バスが止まれそうなスペースはあるが。

 

「ほんまに来るんか?」と思いながら歩道に岩が並んでいたので、岩に座ってバスを待った。

砂漠?荒野の果て。半分くらいバスは来ないだろうと思っておいた。

アルバを走る公共のバスは「Arubus(アルバス)」という語呂の良さそうな名前がついていて、見た目も黄色くて大きくて新しい。窓に「Euroなんちゃら」と書かれているため、オランダ政府からの贈与かもしれない。

こちらがこの次の日に撮ったオラニエスタッドのターミナルとアルバスの写真。見た感じは普通かそれ以上。

バスの利用料は一律2.6ドル(4.5フロリン)で、ドルで払ってもお釣りはフロリンで渡されたりする。

 

バスのターミナル駅を出る時間は決まっているようだが、それぞれのバス停に何時に来るかはおそらく決まっていないようで、ひたすら待つしかない。バス停の看板もない砂漠に敷かれた道路の端で、いつ来るかもわからないバスを待つというのは、なかなか日本人にはハードすぎる。(人生観540度くらい違う。)

 

時々ミニバスといって乗合タクシーが来るのだが、あれは観光客向けのビジネスで、高くつくからやめておけとスティーヴンに言われた。でもArubusがこの状況だとありよりのあり。

 

岩の上で悟りを開くこと30分。黄色い車体が見えた。(拍手喝采

 

はあ。なぜかもう疲れた。

arubus.com

(↑この時の私は知らなかったけど、一応ちゃんとホームページがあり、そこに一応ターミナルを出発する時刻は書かれている。この時間通りに出ていたかは不明だが。)

 

映えるサンニコラス

今日はこのバスでSan Nicolas(サンニコラス)と呼ばれる地域に行く。昨日の灯台は島の北の端で、サンニコラスは南の端。だからサンニコラスに行けばアルバをほぼ制覇したようなもの。バスで大体1時間弱かかる。(バスの運転手は島民を見かけるとどこだろうと停まって乗せる…。)

 

私は(岩の上で悟りを開いたせいで)眠気がピークだった。バスの中で爆睡。気づくとサンニコラスのバス停についており、観光案内所に駆け込む。地図をもらい、軽く説明をしてもらった。「日本人?!遠いわね〜〜よく来たわ!!」と歓迎してもらった記憶がある。

もらった地図。

さて。サンニコラスにはRefinery(製油所)がある。なぜこれが大切かというと、約1世紀前、この製油所に仕事を求め、多くの移民が渡ってきた過去があるのだ。アルバは様々な国や民族の文化が融合している島だけど、それはこの製油所から始まった。

 

で、その製油所はバスからも見えるが、そんな製油所のためにわざわざここまで来ない。私たちの目的はサンニコラスで近年話題の「Murals」。

 

Mural」とは英語で壁アートを指す。意味を知らなかったので私も行って初めて知った。もともと壁画を意味し、世界史で(きっと)やったラスコーの洞窟壁画から近現代の壁アート、ストリートアートを指す言葉らしい。

 

ついでにABC諸島はどこも壁アートが有名。サンニコラスはアルバの壁アート代表地区、という感じだろうか。観光ホームページでは「Instagrammable side」と謳っている。すごいなこの造語。なんて訳そう。「映え地域」、でいっか。

 

観光案内所でもらった地図にはどこにどのアートがあるかが書いてある。それを見ながら街を歩く。壁アートが落書きと違うのは、クオリティ?とにかくカラフルでクオリティが高い。中には製作者のサインとインスタグラムのQRコードが印字されているものもあるので、製作者を知ることもできる。こんな街で生まれ育ったら毎日ハッピーだね、きっと。

このクオリティ

でもなぜか眠い!!

お昼ごはん。スティーヴンがオススメしてくれたレストランに入ったところで私は再びテーブルに突っ伏して爆睡した。だからごはんはドーナおばさんのを半分もらっただけ。でもアルバ料理はパナマ料理と似ていて美味しい。値段は恐ろしいけれど。

緑のバナナ(調理用バナナ)が出てくるあたり、パナマと同じ。

ママさんは店員の女の子と仲良くなり(陽キャおばけのラテアメ人)、アルバ料理で有名なものをテイクアウト。(私が睡魔で全然食べられなかったのを見て、そのうちお腹がすいたと言うことを見越したママさん。いつも優しい。)(これについては次の記事で紹介。)

レストランはテラス席だから暑かった。

レストランから見える景色もこんな。いいね、この世界線。平和。

サンニコラスはそこまで広くないので数時間あれば十分。私たちは再びサンニコラスのバスターミナルに戻った。ここでまたバスを永遠に待つ羽目に。起きていてもバスが来なくてイライラしかしないので(?)私はここのベンチで大爆睡。ターミナルなので椅子も屋根もある。あと小さな露店が1軒。そこでママさんは店員と井戸端会議。さすが陽k...(以下略)。

 

ようやく来たバスに現地の高校生たちと乗り込む。私も1〜2時間に1本しかない電車で中高6年間通学していたけど、流石に時刻表はあったな…てか普通あるよな…。と思いながら彼らを眺める。眺めながらもちろん爆睡。首都のオラニエスタッドのターミナルまで戻ると、すぐに昨日乗ったホテル方面へ向かうバスに乗り変えた。

島の小学校。子供の数はわりと多そう。

オランダ領感をほぼ感じないけど、唯一感じるのはハイネケンのお店がわりとあるところ。サンニコラスにもちゃんとあった。

ここから先は次の記事にしよう…。

 

学校が山場を迎えておりまして、なかなかブログが書けない…悲しい。でももうあと少しで看護師になれるので頑張っております。